のだめカンタービレで演奏された名盤クラシック

のだめカンタービレは二ノ宮知子による日本の漫画作品で、2009年に連載が終わりました。クラシックの世界を一般人(?)にも教えてくれた画期的な漫画でした。ドラマや映画にもなったので、名前だけは聞いたことがある人も多いと思います。

しかし漫画ならではの欠点として、残念ながらクラシックといっても音は聞こえてこないんですよね〜。漫画を通してクラシックとは何ぞや?という世界に目覚めた読者に対して、のだめカンタービレに出てきたクラシックを集めたCDがあるので紹介します。

のだめカンタービレ ベスト100(通常版)

のだめカンタービレに出てくるクラシックはこれでほぼ網羅したのではないかという、なんとCD8枚に26曲、トラック数はなんと全100トラックにも及んで収録したボックス・セットです。

ドラマで使用されたクラシック曲を部分だけでなく、フル・バージョン構成となっています。全て国内外の著名アーティストに演奏してもらっての収録というなんとも豪華なものに仕上がってます。のだめファンはもちろん、クラシック入門者からクラシック・ファンまで是非家においておきたいものです。

作曲家別収録数は1位がベートーベンで6曲、続いてモーツァルトの3曲、ショパン、ドボルザーク、バッハ、ブラームス、リストが2曲となっています。

収録曲の全26曲は次の通りです。

★ベートーベン

  ヴァイオリン・ソナタ第5番ヘ長調 作品24「春」

  交響曲第9番ニ短調 作品125「合唱」

  交響曲第7番イ長調 作品92

  交響曲第3番変ホ長調 作品55「英雄」

  ピアノ・ソナタ第23番ヘ短調 作品57「熱情」

★モーツァルト

  2台のピアノのためのソナタ ニ長調 K.448(375a)

  ピアノ・ソナタ第8番イ短調K.310(300d)

  オーボエ協奏曲ハ長調 K.314(285d)

★ショパン

  練習曲第4番嬰ハ短調 作品10-4

  前奏曲第21番変ロ長調 作品28-21 カンタービレ

★ドボルザーク

  交響曲第8番ト長調 作品88 第1楽章 アレグロ・コン・ブリオ

  チェコ組曲(ボヘミア組曲)ニ短調 作品39より ポルカ

★バッハ

  無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番ニ短調 BWV1004

  平均律クラヴィーア曲集第2巻~前奏曲とフーガ 第16番 ト短調 BWV.885

★ブラームス

  交響曲第1番ハ短調 作品68

  パガニーニの主題による変奏曲 作品35

★リスト

  メフィスト・ワルツ第1番「村の居酒屋での踊り」

  超絶技巧練習曲第5番変ロ長調「鬼火」

★R.シュトラウス 交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」作品28

★ガーシュウィン  ラプソディ・イン・ブルー

★サラサーテ  カルメン幻想曲 作品25 序奏:アレグロ・モデラート

★シューベルト ピアノ・ソナタ第16番イ短調 D 845

★シューマン ピアノ・ソナタ第2番ト短調 作品22

★ストラビンスキー ペトルーシュカからの3楽章

★チャイコフスキー バレエ組曲「くるみ割り人形」作品71aより

★ドビュッシー 喜びの島

★プロコフィエフ バレエ「ロメオとジュリエット」作品64より

★マーラー 交響曲第8番変ホ長調「千人の交響曲」~第1部の冒頭部分

★ラフマニノ ピアノ協奏曲第2番ハ短調 作品18

★ラベル 夜のガスパール

その他の、のだめカンタービレ企画CDたち♪

・のだめオーケストラ LIVE!

「のだめカンタービレ」をドラマ化するために、作品に登場する楽団"Sオケ"を現実につくってしまいました。東京都交響楽団の選抜メンバー70名+一般オーディション340人から90名を合わせた160名によって構成された"Sオケ"には、「若い感性、個性的な音楽性、キャラクター、そして誰よりも音楽を愛する心を有する」オーケストラになりました。このメンバーは音楽を収録しただけでなく、ドラマ上でも出演もこなしました。

さてこのCD2枚組の本作には、全曲ドラマにて使用された楽曲を収録してあります。オープニングテーマ・エンディングテーマをはじめとして、千秋とのだめが演奏する完全に新しい「2台のピアノのためのソナタ」や、のだめが弾く個性的なベートーヴェン「悲愴」など、漫画・ドラマ・アニメで実際に登場する楽曲がたくさん収録されています。「のだめ」の世界を十二分に味わえるファンは持っていて損はないCDです。

・のだめオーケストラ STORY!

2008年1月4、5日に放送されたドラマ、「のだめカンタービレスペシャル in ヨーロッパ」 にて使用された音源を全てが収録されています。ドラマに登場した楽曲が入っているという点では、前作と同様ですが、こちらはプロの交響楽団によるものが多いのが聞き応えがあります。

ラフマニノフP協3番およびボロディン「イーゴリ公」は飯森範親さんの指揮による日本フィルハーモニー演奏、千秋の指揮者コンクールの演奏はプラハ放送交響楽団の演奏となっています。

モーツァルトのオーボエ四重奏曲は、ドラマの音楽監修である茂木大輔さん直々の演奏なのが面白いところです。

他にも

・のだめカンタービレ オリジナル・サウンドトラック

・のだめカンタービレ キャラクター・セレクション のだめ編

・クラシックの名曲を“のだめ”流にセレクション!

といったCDがあります。

また2010年春の映画「のだめカンタービレ 最終楽章 後編」にあわせたCDとして

・のだめカンタービレ 最終楽章 前編&後編 CD

・のだめカンタービレ コンプリート BEST 100(初回生産限定盤)(DVD付)

が発売されていますので、のだめファンはチェックしておいて下さいね。


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