■クラシックCDの名盤とは?

クラシックCDには名盤というものがあります。

実はクラシックCDは一つの楽曲に対して一枚のCDが販売されているのではありません。

例えば店舗に行ったときに、同じベートーベンの「運命」でも何枚もあって、どれを選んだら良いのか分からない経験があるかも知れません。

なぜクラシックCDには何枚もCDが出ているのでしょうか?

■クラシックCDの名盤は指揮者で決まる!

クラシック音楽は同じ作品でもいろいろと変わるのですが、一番影響が大きいのは指揮者です。同じ楽団の演奏でも誰が指揮者として演奏するかで全く違ったものとなるというのは、クラシック音楽の奥深さを感じるところです。

もちろん全くの素人では何が違うのか分からないと思いますが、評判の良い名盤と呼ばれるクラシックCDを多く聴いていくことで、だんだんと耳が肥えて味が分かるようになっていくようです。

そのためにもやはり良い録音、名盤のクラシックCDを聴くということが大切です。

また同じ指揮者でも、経験や年齢を重ねていくことで演奏に人の侘びさびが出てくるので趣が違ってくるそうです。ただ指揮者にとっては2回同じ楽曲で録音をするのは結構プレッシャーがかかるそうです。逆に全く演奏のレベルが変わっていなかったら、自分が成長していない証明になってしまうからだそうです。

■ライブ演奏もクラシックCDの名盤が生まれる要素

最近注目されているのは、ライブのオーケストラ演奏がCDとなっていることです。より良い環境で録音するために、今までの収録はスタジオでの録音、また収録の為の演奏であることが多かったです。もちろん落ち着いた環境での収録になるので、スタジオ録音が優れている面もあります。しかし観客に向けて演奏するライブ特有の熱気、また一期一会ならではの演奏が生み出すライブ収録は名盤クラシックCDを生み出す大きな要素の一つになっています。

またライブ演奏の場合、演奏されるホールによっても音が変わってきます。ホールによって異なる残響特性によって微妙に演奏の雰囲気が変わります。演奏するほうもこのホールは演奏しやすいけれど、あのホールは苦手という意識もあるそうです。

ライブ収録の場合は他にもその時の演奏者の体調や録音スタッフの熟練度など出来を左右する要素が非常に多いので、それが全てそろったときに「名盤」クラシックCDが出来るのだと思います。


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